生きているナマコで「ナマコ酢」を作りました。
さばくのは初めてでしたが、思っていたより簡単。
塩でヌメリをとり、食べやすい厚さに切ってポン酢をかけるだけ。
独特のコリコリとした食感を味わえます。
調理して売られているナマコと比べ、コリコリした食感がが柔らかく、磯の香りを強く感じました。
ナマコのさばき方を紹介した動画です。
ナマコ
日本各地に生息しています。
旬は冬。
海水の温度が下がると動きが活発になります。
日本人との関わりは古く『古事記』にも掲載されています。
江戸時代には乾燥したナマコが中国へ輸出されていました。
体の色で「赤ナマコ」「青ナマコ」「黒ナマコ」に分類。
赤ナマコは外海の岩場、青ナマコと黒ナマコは内湾の砂泥に生息しています。
赤ナマコは硬く、青ナマコは軟らか。
値段は赤ナマコの方が高価です。
さばき方
購入したのは体長15cmの青ナマコ。
触るとぎゅっと縮みます。
流水で洗ってから、塩をまぶして表面のぬめりを取りました。
両端は硬くて噛み切れないので、包丁で切り落としておきます。
腹側を縦に切り開き、内側の薄い皮をスプーンで剥ぎとる。
内臓は残っていませんでした。
ナマコは外敵に襲われると、自分の内臓を放出します。
このナマコは捕獲時に内臓を吐き出してしまったようです。
ナマコは生命力が強いので内臓を吐き出した後も生き続け、3ヶ月ほどで内臓も再生されます。
ナマコの内臓の塩辛が「このわた」。
ウニ、からすみとともに日本三大珍味として珍重されています。
ナマコのヌメリと臭みを取ります。
塩を振り、ボールをかぶせてかき混ぜます。
ナマコから薄茶色の液体が染み出てきました。
表面の青味は強くなります。
ナマコの身もキュッと締まってきます。
塩水で洗い、ナマコを縦切りにしました。
ナマコ酢
食べやすい厚さにスライス。
包丁の切れが悪い程よい厚さに切れないので、よく切れる包丁を使ってください。
ポン酢をかけて完成。
ナマコをさばいたのは初めてでしたが、思っていたより簡単でした。
調理して売られているナマコと比べ、独特のコリコリとした食感がが柔らかく、磯の香りを強く感じました。
御徒町 吉池
ナマコは御徒町駅前にある吉池という鮮魚店で購入しました。
ほかの魚屋さんで見かけない魚介が並んでいます。
うまい肴になる食材が揃っているので、お酒の好きな方なら必ず楽しめるお店です。
ぜひ訪ねてみてください。
吉池で見つけた珍しい食材の記事です。




