「500 Internal Server Error」が突然あらわれてブログを表示できなくなりました。
原因はWordPressの「バックアップ」プラグインによるサーバーの容量過多。
FTPソフト「FileZilla」を使って、バックアップデータを削除することでブログは復活しました。
初心者にはハードな経験だったので、解決までの道筋を紹介します。
500 Internal Server Error
朝、Googleアナリティックスを開くと、前日の来訪者は7名。
アクセスが激減していました。
ホームページを開くと。
初めてのことで、何が起きているのか全く不明。
画面の下の方に原因になりそうなことが書かれています。
● CGIの負荷が大きい
● CGIのパーミッション設定に誤りがある
● CGIのソースコードに誤りがある
● .htaccessの記述に誤りがある
「CGI」?
「パーミッション」?
「ソースコード」?
「htaccess」?
知らない単語ばかり。
WordPressはビジュアルエディターで入力。
知識がゼロなのでプログラムはいじったこともないので、可能性があるのは「CGIの負荷」のみ。
インターネットで調べると、サーバーの過剰負荷が原因である可能性が大でした。
サーバーの利用状況
使っているレンタルサーバーは「wpXクラウド」。
サーバーの利用状況を確認するとディスク容量は「9999.992 / 10000MB」。
ディスクの99.999%が使われていました。
原因はサーバーの容量オーバー。
解決法はサーバーに負荷をかけているデータの削除。
しかしWordPressを開こうとすると「500 Internal Server Error」と表示された青い画面。
データを削除できません。
WordPressの管理画面にアクセスできないのにどうやってデータを削除できるのか?
FTPソフト「FileZilla」
インターネットで調べるてFTPクライアントソフトを使えば、WordPressの管理画面を経ないでサーバーに直接アクセスできることがわかりました。
このソフトを使うとWordPressのデータ移行やファイル編集も可能です。
FileZilla
ソフトは「FileZilla」を選びました。
定番の「FTPクライアントソフト」なので、使い方をやさしく説明したページがインターネット上にたくさんあるのが選んだ理由。
FTPアカウントの設定
FTPソフトを使う前に、wpXクラウドではFTPアカウントを使えるように設定します。
FTPアカウント設定 | wpXクラウド – WordPress専用のクラウドサービス
wpXクラウドのサーバー管理パネルでFTPアカウントを設定。
ここで発行されたパスワードはFTPソフトを使うときに必要なのでメモしておきます。
FileZillaの設定
ホームページからら「FileZilla」をダウンロード。
インストール後にFileZillaを起動。
「サイトマネージャ」画面を開いて「新しいサイト」を作成。
サイト名を決めたら、画面の右側にFTP情報を入力。
使っているサーバーによって記入法は異なります。
wpXクラウドはホームページに詳しい説明があるので参考にしてください。
FTPアカウントの設定
プロトコル:「FTP – ファイル転送プロトコル」
ホスト:サーバーID.wp-x.jp
暗号化:「明示的な FTP over TLS が必要」
ログオンの種類:「通常」
ユーザ:対象のWordPressの「ドメイン名」
パスワード:FTPアカウント設定時に表示されたパスワード
入力後、「接続」ボタンをクリック。
私の場合、ユーザー欄に「ドメイン名」だけを入力したら接続できませんでした。
原因はBackWPUp
サーバーに接続するとWebサーバーにあるファイル一式が表示されます。
画面の左側がパソコン、右側がサーバーのデータです。
右側のWordPressのブログを構成するデータの中から原因を探索。
原因は「BackWPUp」というバックアッププラグイン。
「backwpup-8c9683-backups」というフォルダの容量が9331.73MBに達していました。
BackWPUpに関連しているフォルダを削除。
サーバーのディスク容量は9999.992MB→865.632MB、占拠率は99.9%から8.6%に減少しました。
サーバーの大部分はバックアップファイルで占拠されていました。
自動バックアップは週に1回。
3ヶ月分のデータが溜まったところでサーバーの容量はオーバー。
古いバックアップデータは早めに削除する設定にしておくべきでした。
wpXクラウドの『自動バックアップ』機能
wpxクラウドでは過去14日分のサーバーデータを自動で毎日バックアップしています。
バックアップデータの使用には手数料が必要ですが、このようなサービスがあることを今回始めてしりました。
自分でわざわざバックアップをとる必要はないのかもしれません。
「500 Internal Server Error」の原因は「BackWPUp」によるサーバーの容量過多でした。
FTPソフト「FileZilla」でWordPressのバックアップデータを削除したらブログは復活しました。
今後の対応
● 古いバックアップデータの早期削除
● サーバー容量の定期確認