マテ貝をバター炒めにして食べました。細長い筒状の不思議な形をした貝です。
アサリに似た食感で濃厚な旨みをタップリ含んでいます。旨みが溶け込んだスープも絶品。身とソースのどちらもワインにピッタリでした。
あまり見かけない貝ですが見つけたらぜひ試してください。貝の旨みを漫喫できます。
目次
マテ貝
細長い筒状の貝で全長は10cmほど、波が穏やかな砂浜に生息しています。
![ざるに並べたマテ貝の写真です。茶色の10cm程の縦長な貝が9本並べられています。](https://careerchange-diary.com/wp-content/uploads/20181222-0593.webp)
英語では「Razor clam」カミソリの刃と呼ばれます。殻がとても薄いので丁寧に扱ってください。
採取方法
独特の捕り方をします。塩が必需品です。
干潮時は砂に潜り、潮が満ちると砂から出てくるマテ貝の性質を利用します。
砂を抜く
必要ないという意見もありますが砂抜きをオススメします。
![砂抜きしているマテ貝の写真です。パッドに網を敷いて、塩水と同じ濃度の塩水にマテ貝を浸しています。](https://careerchange-diary.com/wp-content/uploads/20181222-0598.webp)
海水と同じ濃度の塩水に浸すとマテ貝は元気に動き出します。
![殻から水管を出しているマテ貝の写真です。塩水に浸すとマテ貝はすぐに動き始めました。](https://careerchange-diary.com/wp-content/uploads/20181222-0604.webp)
しばらくすると砂やぬめりを吐き始めます。
![マテ貝が吐き出した砂とぬめりの写真です。3時間ほど砂抜きをした状態です。](https://careerchange-diary.com/wp-content/uploads/20181222-0641.webp)
3時間ほど砂抜きをしたバットには大量の排出物がたまっていました。砂抜きした後に1時間ほどざるに上げておくと旨みが増します。
熱湯にくぐらせる
炒める前に日本酒を加えた熱湯にマテ貝をくぐらせてください。
![日本酒を加えた熱湯にマテ貝をくぐらせている写真です。](https://careerchange-diary.com/wp-content/uploads/20181222-0617.webp)
臭みが消えます。
バターで炒める
バターでニンニクと唐辛子を炒めます。
![バターをフライパンで熱して、ニンニクと唐辛子を炒めている写真です。](https://careerchange-diary.com/wp-content/uploads/20181222-0649.webp)
マテ貝を加えて白ワインを振って蓋をする。
![マテ貝をバターで炒めている写真です。マテ貝の殻はすっかり開いています。身はだいだい色をしています。](https://careerchange-diary.com/wp-content/uploads/20181222-0656.webp)
マテ貝の口が開いたら火を止める。
![完成したマテ貝のバター炒めの写真です。](https://careerchange-diary.com/wp-content/uploads/20181222-0662.webp)
醤油をたらしてパセリを散らしたら完成
![殻から身を取り出したマテ貝の写真です。身は簡単に剥がせます。身はだいだい色をしています。プリプリとした食感で、あさりの旨みを濃厚にした味わいです。](https://careerchange-diary.com/wp-content/uploads/20181222-0632.webp)
身は殻から簡単にとれます。プリプリした食感で磯の風味がタップリ
臭みやクセはありません。あさりの旨みを濃厚にしたような味わいです。ワタにも苦味はありません。
旨みが溶け込んだスープが絶品
![フライパンに残ったソースにパンを浸して食べている写真です。ソースにはマテ貝の旨みが溶け込んでいます。](https://careerchange-diary.com/wp-content/uploads/20181222-0673.webp)
パンにソースを浸していただきました。
貝とソースのどちらもワインにピッタリ。見つけたら「マテ貝のバター炒め」をぜひ試してください。