「鶏ときのこの炊き込みご飯」を紹介します。
『京都人の密かな愉しみ 燃える秋』で大原千鶴さんが作ったレシピを参考にしました。鶏ときのこの旨味を存分に味わえる炊き込みご飯にチャレンジしてみてください。
京都人の密かな愉しみ
2021年1月30日(土)に『京都人の密かな愉しみ 燃える秋』が放映されました。
庭師、陶芸、京料理、パン、京野菜、京都の伝統の修業に励む5人の若者を描いたドラマ、厳しい修業と恋、京都の青春群像が描かれます。
毎回ドラマのあい間に大原千鶴さんが京都の調理します。
2017年『京都人の密かな愉しみ 桜散る』は「鯛めし」が紹介されました。
![STAUB(ストウブ)鍋に入れた米の上に、焼いた鯛の切り身を並べた写真です。鍋は直径は14cmで黒い色をしています。](https://careerchange-diary.com/wp-content/uploads/1.7.1_1.7.1-2-768x432-2-160x160.webp)
地鶏と丹波しめじの炊き込みご飯
今回は「地鶏と丹波しめじの炊き込みご飯」です。
前作までNHK松尾剛アナウンサーとの掛け合いで進みました。今回は松尾アナが不参加で大原さんがひとりで調理します。
大原さんの食材
![ざるの上にしめじと舞茸、せり、柚子が置かれている写真です。](https://careerchange-diary.com/wp-content/uploads/1.1.1_1.1.1-min-1.webp)
京赤地鶏のもも肉
京赤地鶏のモモ肉を使用、京赤地鶏は余分な脂肪が少なく鶏本来の旨味を味わえます。
丹波しめじ
香りと食感のよい丹波しめじ、カサの下がとっくりのように丸く大きく膨らんでいるのが特徴です。「香り松茸」「味しめじ」と古くから愛されてきました。
セリ
しめじご飯にあしらいます。
京都水尾の柚子
冬の京料理に欠かせない食材です。京都市右京区の北西部愛宕山の南麓にある水尾は「柚子栽培発祥の地」、14世紀花園天皇が柚子を水尾に植えたのが始まりと伝えられています。
鶏肉をパリッと焼く
鶏肉に塩・コショウ、京赤地鶏は見つからないので冷蔵庫にあった鶏のモモ肉を使いました。
![皮目をパリッと焼いた鶏肉の写真です。皮が少し焦げて薄い茶色に乗っています。](https://careerchange-diary.com/wp-content/uploads/1.7.1_1.7.1-min.webp)
皮目をパリッと焼いて火を軽く通します。
ご飯を炊く
鍋に米とだし汁を入れてから、鶏肉とブナシメジ、舞茸、エリンギを加えます。丹波しめじの代わりにブナシメジと舞茸を使用しました。
![ステンレス鍋に米とだし汁を入れてから、鶏肉とブナシメジ、舞茸、エリンギを加えた写真です。](https://careerchange-diary.com/wp-content/uploads/1.12.1_1.12.1-min-01.webp)
だし汁に塩としょう油を加え、鶏ときのこと一緒にご飯を炊き込みます。
炊きあがったら10分蒸らします。番組ではご飯の完成を待つ間、大原さんが坪庭の前で何かを食べていました。
干し柿? でしょうか、とても大きかったです。
フタを開けると鶏ときのこの良い匂いがただよいます。お焦げも美味しそうです。
![炊きあがった「鶏ときのこの炊き込みご飯」の写真です。ご飯は薄茶色に染まり、お焦げもできています。](https://careerchange-diary.com/wp-content/uploads/1.9.1_1.9.1-min.webp)
鶏は取り出して食べやすい大きさに切っておきます。
![鶏肉を取り出して食べやすい大きさに切っている写真です。](https://careerchange-diary.com/wp-content/uploads/1.21.1_1.21.1-min.jpg)
お茶碗にきのこの炊き込みご飯をよそいます。切りとった鶏をのせてせりをあしらって完成
![「鶏ときのこの炊き込みご飯」に柚子を絞っている写真です。ご飯ときのこの薄茶色、せりの緑色、柚子の黄色のコントラストが色鮮やかです。](https://careerchange-diary.com/wp-content/uploads/1.31.1_1.31.1-min.webp)
鶏の脂が淡白なきのこご飯に深い味わいを加えています。大原さんのオススメにしたがい柚子をしぼりました。
地鶏の旨みときのこの香りを存分に楽しめる炊き込みご飯ができました。
ご飯を炊き上げる間に大原さんがつくっていた「壬生菜のごま油和え」と「地鶏のガラスープ」には次回トライしてみます。
遇酒且呵呵
「地鶏と丹波しめじの炊き込みご飯」を作ったキッチンは御所南の大原千鶴アトリエ
閑静な町屋です。入り口の格子門には「遇酒且呵呵」と書かれた行灯が灯っていました。
遇酒且呵呵,人生能幾何
中国五代十国時代の漢詩『花間集』韋荘の『菩薩蛮』其四の一節。
遇酒且呵呵:酒に遇(あ)いて、且(しば)し呵呵(かか)たれ
人生能幾何:人生能(よ)く幾何(いくばく)ぞ
呵呵は「大きく笑うさま」、「酒を飲んだら、ひとしきり大笑いして陽気に呑もう」
「食事とお酒を楽しんでほしい」大原さんの気持ちがこもった場所です。
御所南
北は「京都御所」、東は「鴨川」、西は「烏丸通り」、南は「御池通り」に囲まれた京都の中心地です。『京都人の密かな愉しみ 燃える秋』には大原千鶴アトリエの他にも御所南が登場します。
Bar Forest Down
修業中の5人が集まるバー、庭師の幸太郎の母親が経営するこの店も御所南にあります。
ビストロ プティ・エドワール
パン作りを修業している葉菜と京野菜の鋭二、パン屋の玉井さんが結婚について話しあったお店です。女性シェフ鴨沢瀬理さんと玉井さんが訳あり? 次回作の楽しみが増えました。
御所南は歴史的な建物や老舗だけでなく、レストランやカフェもある新旧の京都を楽しめる街です。