しったかという貝をご存知ですか。殻の尻(殻頂)が高いので尻高と呼びます。
太平洋沿岸に生息していて千葉県や静岡県、大分県などが主な産地です。
しったか(尻高)
殻の高さは5cm前後、横から見るとほぼ正三角形

この貝は御徒町の吉池で購入しました。
さっそく塩ゆでにして食べました。
酒の肴に絶好の珍味、茹でても身は硬くなりません。ほのかに甘く磯の旨味を味わえました。
塩ゆで
砂を抜く
海水と同じ濃度(約3%)の塩水に浸します。

塩水にひたしたらしったかが動き始めました。
動く「しったか」の画像です
塩水で茹でる
しったかを鍋に入れて貝がかぶるまで塩水をくわえます。塩水は海水の濃度
ゆっくり加熱してください。熱湯にいきなり入れると、身が引っ込んで取り出せなくなるので要注意

沸騰したら日本酒をくわえてさらに加熱、再度沸騰したら火を止めて放置します。粗熱がとれたら完成です。
身の取り出し方
先の尖ったもので身を取り出します。
「しったか」の身の取り出している動画です
貝の渦と同じ方向にゆっくり回すと身が抜けてきます。

身はほのかに甘く磯の旨味を味わえました。

あまり見かけない貝ですが日本酒の肴に絶好です。見つけたら塩茹でにして召し上がってください。
吉池
しったかを購入したのは御徒町駅前の吉池という鮮魚店、他の魚屋で見かけない魚介が揃っています。