57歳でフリーターになったUn lapinです。8月の始めに北海道へ行ってきました。
午前中は余市のニッカウヰスキー蒸留所を見学。午後は札幌の大通公園でのんびり過ごしました。
札幌での最初の夕食は炉端焼きの「めんめ」で頂きました。
めんめ
お店は狸小路商店街にあります。
お店が200軒ある、とても活気のある商店街です。
総延長900m。通りはアーケードで覆われています。
狸小路商店街6丁目。「狸小路市場」という看板のある路地に「めんめ」はあります。
道東では「キンキ」のことを「めんめ」と呼びます。
お店に入りカウンター席へ。炉端焼きのカウンターに旬の野菜と魚が並んでいます。新鮮で生きの良い食材です。
目の前で、一品一品ていねいに備長炭で焼いてくれます。
国稀 特別純米酒
お店の雰囲気とメニューから日本酒を注文しました。
「国稀 特別純米酒」。スッキリとした辛口のお酒です。明治19年創業の増毛町にある日本最北の造り酒屋「国稀酒造」のお酒です。
増毛町は高倉健の「駅 STATION」の舞台です。きり子、英次、『舟唄』。1981年の名作です。
タコの刺身
黒板には「日替わりのおすすめメニュー」。美味しそうな料理が並んでいます。
タコの刺身を注文しました。
柔らかく、引き締まった身です。程よい歯ごたえで、噛めば噛むほど旨味がしみ出てきます。
岩牡蠣
夏が旬の岩牡蠣。一口では食べられない大きさです。ボリュームに圧倒されました。
身は乳白色で、つやつやしています。ジューシーでプリッとした食感。クリーミーで濃厚な旨さの中に、ほんのりと苦味を感じます。スルッと喉を通って行きました。
ししゃも
オスのししゃもを焼いてもらいました。
お腹が卵で膨らんでいないのでメスより痩せて見えますが、身はふっくらして脂がのっています。
味わいは淡白で、上品な甘みを感じます。頭から内臓ごと食べましたが、ほのかな香りが口に広がりました。
帆立のバター焼き
お醤油の香りが食欲を誘います。
肉厚の身は、プリプリと弾力があります。味は濃厚で、噛むごとに凝縮された旨味を味わえます。
焼きトウモロコシ
カウンターにあったトウモロコシを焼いてもらいました。
香ばしく、色鮮やかなとうもろこしが登場。果物のような甘さです。
大通公園で食べるトウモロコシも美味しいですが、優れた料理人が調理したものも絶品でした。
じゃがバター
イカの塩辛が添えられています。じゃがバターをイカの塩辛と組み合わせて食べるのが北海道流。
ジャガイモとバターに合わせると、塩辛の塩味がまろやかになります。
ホクホクしたジャガイモにイカの歯ごたえがアクセントになり、よい食感です。この食べ方だと、日本酒がすすみます。
めんめの酒煮
お店の名前にもなっている「めんめ」を食べました。
値段は8,000円。調理方法は「焼き」と「酒煮」があります。
「酒煮」を注文しました。鯛のような赤い色をしています。
身はふっくらとして、脂がたっぷりのっています。上品な旨みが口に広がりました。
シンプルな調理方法ですが、素材の良さがいかされています。これは注文して良かったです。
雑炊
最後は「めんめの酒煮」の出汁でつくった雑炊です。
めんめの旨みが凝縮されています。美味しくて、一気に完食。満足しました。
札幌の夜は初日から美味しく始まりました。素晴らしい素材を生かしたシンプルな調理。北海道の味を満喫しました。このお店には季節を変えてぜひ再訪したいです。
「狸小路市場」の「めんめ」。人気のあるお店なので、予約をして訪れてください。おすすめです。