土屋敦『このレシピがすごい!』を教科書にして料理を作りました。この本では土屋敦さんが3,000冊の料理本から選んだ料理を紹介しています。
これまで2品の料理を紹介しました。
どんな野菜でも美味しい!栗原はるみ「たこの香味サラダ」 ほうれん草は根本も甘い!河田吉功「ほうれんそうとにんにく」今回はたなかれいこ「蓮根のはさみ揚げ」を作ります。土屋敦さんは「蓮根のはさみ揚げ」を次のように評しています。
もし、この本で取り上げたレシピの中でたったひとつだけ作るならば、私はためらわずこの「蓮根のはさみ揚げ」を勧める。それほどすごいレシピなのだ。
土屋敦『このレシピがすごい!』(扶桑社、2015年)p28より引用
調味料を加えないシンプルな料理、辛子醤油をつけて召し上がってください。
「蓮根のはさみ揚げ」の作り方
たなかれいこ『自然の元気をいただきます』(文化出版局、1996年)で紹介された料理です。
材料
蓮根 1cmの厚さで8枚
里芋 400g
なたね油
片栗粉
塩
溶きがらし
田中さんは玉締め圧縮の伝統的な日本の菜種油を使用しています。「この油と蓮根、里芋の相性がばつぐんなのだ」と土屋さんも絶賛です。
食材の準備
400gの里芋を準備
里芋は蒸します。
熱いうちに皮をむいて里芋を裏ごし
蓮根は皮つきのまま調理
1cmの厚さに輪切り、両面に片栗粉をはたいておきます。
裏ごしした里芋を蓮根に塗りつけます。
裏ごしした里芋を蓮根ではさみます。
里芋の量は多めにしてください。強く上下から押すと、蓮根の穴から里芋がはみ出してきました。
はみ出た里芋はバターナイフでそぎ落とします。
180度に熱した菜種油で蓮根を揚げます。田中さんは玉締め圧縮の伝統的な日本の菜種油を使用
「この油と蓮根、里芋の相性がばつぐんなのだ」と土屋さんも絶賛しています。
油の中にさい箸を入れると箸全体から細かい泡が勢いよくあがるのが適温
じっくりと色がつくまで揚げてください。熱々を塩か辛子醤油をつけて召し上がってください。
調理のポイント
レシピ通り余計なものを加えずに蓮根と里芋の素材だけで仕上げます。
油は玉締め圧縮の菜種油を使用、土屋さんの経験ではオリーブオイルや太白胡麻油、胡麻油では駄目だそうです。
辛子醤油で食べるのがオススメです。塩でも良いのですが、辛子のピリッとした感じがあっさりした素材によくあいました。ぜひ皆さんも味わってください。