57歳でフリーターになった Un lapinです。帰宅時間が早くなったので夕食の一品を作っています。
料理はレシピ本で見つけます。おすすめの本は、土屋敦『このレシピがすごい!』(扶桑社、2015年)です。
料理研究家の土屋敦さんが、3,000冊の料理本の中からお勧めの料理と著者を紹介しています。
これまでに、この本から2つの料理を作ってみました。
どちらもレシピ通りに作ると、経験のない私でも美味しくできました。
今回は、たなかれいこさんの「蓮根のはさみ揚げ」。調味料を加えないシンプルな料理です。辛子醤油で頂くと、とても美味しくなります。
たなかれいこ「蓮根のはさみ揚げ」
たなかれいこ『自然の元気をいただきます』(文化出版局、1996年)で紹介された料理です。
材料
4人分
蓮根 1cmの厚さで8枚
里芋 400g
なたね油
片栗粉
塩
溶きがらし
田中さんは、玉締め圧縮の伝統的な日本の菜種油を使用しています。
「この油と蓮根、里芋の相性がばつぐんなのだ」と土屋さんも絶賛しています。
食材の準備
里芋は蒸します。
熱いうちに皮をむいて裏ごしします。
蓮根は皮付きのまま、1cmの厚さに輪切りにします。蓮根の両面に片栗粉をはたいておきます。
蓮根に裏ごしした里芋をはさみます。
里芋の量は多めにして、蓮根の穴に入るぐらい強く蓮根を上下から押します。
はみ出た里芋はバターナイフでそぎ落とします。
180度に熱した菜種油で蓮根を揚げます。
油の中にさい箸を入れると、箸全体から細かい泡が勢いよくあがるのが適温です。
じっくりと色がつくまで揚げます。塩か辛子醤油で頂きます。
ポイント
レシピ通りに作ってください。余計なものを加えず、蓮根と里芋の素材だけで仕上げます。
油は玉締め圧縮の菜種油を使います。土屋さんの経験では、オリーブオイルや太白胡麻油、胡麻油では駄目だそうです。
辛子醤油で食べます。塩も美味しいですが、辛子のピリッとした感じが、あっさりとした素材に合います。
土屋さんは「蓮根のはさみ揚げ」を次のように評しています。
もし、この本で取り上げたレシピの中でたったひとつだけ作るならば、私はためらわずこの「蓮根のはさみ揚げ」を勧める。それほどすごいレシピなのだ。
土屋敦『このレシピがすごい!』(扶桑社、2015年)p28より引用
ぜひ皆さんも味わってください。おすすめです。
「料理」の記事です。
甘い枝豆が食べられます。ステンレス多層構造鍋で「焼き枝豆」を作りました。