マテ貝をバター炒めにして食べました。細長い筒状の不思議な形をした貝です。
アサリに似た食感で濃厚な旨みをタップリ含んでいます。旨みが溶け込んだスープも絶品。身とソースのどちらもワインにピッタリでした。
あまり見かけない貝ですが見つけたらぜひ試してください。貝の旨みを漫喫できます。
目次
マテ貝
細長い筒状の貝で全長は10cmほど、波が穏やかな砂浜に生息しています。
英語では「Razor clam」カミソリの刃と呼ばれます。殻がとても薄いので丁寧に扱ってください。
採取方法
独特の捕り方をします。塩が必需品です。
干潮時は砂に潜り、潮が満ちると砂から出てくるマテ貝の性質を利用します。
砂を抜く
必要ないという意見もありますが砂抜きをオススメします。
海水と同じ濃度の塩水に浸すとマテ貝は元気に動き出します。
しばらくすると砂やぬめりを吐き始めます。
3時間ほど砂抜きをしたバットには大量の排出物がたまっていました。砂抜きした後に1時間ほどざるに上げておくと旨みが増します。
熱湯にくぐらせる
炒める前に日本酒を加えた熱湯にマテ貝をくぐらせてください。
臭みが消えます。
バターで炒める
バターでニンニクと唐辛子を炒めます。
マテ貝を加えて白ワインを振って蓋をする。
マテ貝の口が開いたら火を止める。
醤油をたらしてパセリを散らしたら完成
身は殻から簡単にとれます。プリプリした食感で磯の風味がタップリ
臭みやクセはありません。あさりの旨みを濃厚にしたような味わいです。ワタにも苦味はありません。
旨みが溶け込んだスープが絶品
パンにソースを浸していただきました。
貝とソースのどちらもワインにピッタリ。見つけたら「マテ貝のバター炒め」をぜひ試してください。