57歳でフリーターになった Un lapinです。
今回は飯田橋のお濠端にある「CANAL CAFE(カナルカフェ)」を紹介します。
総武線の車窓から見えるボートデッキを併設したレストランです。お濠の景色を眺めながら屋外でランチを食べてみませんか。
CANAL CAFE(カナルカフェ)
地下鉄の飯田橋駅を出ると目の前にお店はあります。入り口は外堀通りに面しています。カナルとは「運河」や「お濠」の意味です。
デッキサイド
牛込壕に面したデッキサイドのテーブル席です。たくさんの椅子とテーブルが屋外に備えられています。
階段を降りて右側がデッキサイド、左側はレストランです。メニューや値段、営業時間が違うので注意してください。
1918年に東京で初めてできたボート場でもあります。
ボートは1~3人乗りで40分1,000円。11:30~16:00まで営業しています。ボートに乗りながらデッキサイドのメニューを食べることができます。
お濠の中を大きなコイが泳いでいました。
募金箱に20円を入れてコイのえさを買います。お金はお濠の浄化に使われています。
デッキサイドはセルフサービス。食べ物を注文すると携帯装置を渡されます。
料理ができると知らせてくれるので、自分で取りに行きます。
ナポリ風釜焼きピッツァ
プロシュット
生ハムとルーコラのピザです。もちもちとした生地とまろやかなチーズの食感が食欲を誘います。
サイズが大きいので1枚で満腹感を得られました。
マルゲリータ
トマトの酸味がきいていて、モッツァレラチーズとバジリコの風味とうまく調和しています。
さっぱりとした口当たりで食が進む1枚です。
牛込壕
JR飯田橋駅前の牛込橋から新見附橋の間のお濠を牛込壕と呼びます。
壕端には中央線が通り、土手の上は外濠公園です。JR飯田橋駅付近から四ツ谷駅付近まで約2kmにわたり遊歩道が整備されています。
江戸城の外壕は、江戸時代初期の徳川家康から家光の時代に整備されました。江戸城の防衛と城下の治安維持のため、諸大名に「お手伝い普請」として建設させたものです。
牛込壕 『江戸東京重ね地図 』2001年 より引用
自然の地形を活用しながらできた総延長14kmにおよぶ長大な壕でした。江戸城の防衛だけでなく、水運の要としても機能していました。
江戸後期に描かれた歌川広重の作品。飯田橋方面から牛込壕を描いています。
手前ではお客さんが船に乗り込むのを船頭が待っています。左奥に見えるのは牛込御門です。
明治時代になると幕府の管理がなくなり、お濠には悪臭が漂うになりました。このため1875年(明治8年)に「溜め池」が埋められました。
その後も輸送手段が水運から陸運へ変わると、壕の重要性は薄れて道路などに埋め立てられていきました。
第2次世界大戦後には戦災で生じたがれきを処理するために使われました。現在では飯田橋から赤坂見附の間だけに水面が残っています。
1972年(昭和47年)の飯田壕の埋め立て以後は、お濠を保存しようとする考えが一般的にになり整備や保存が進んでいます。
まとめ
飯田橋のお濠端にある「CANAL CAFE(カナルカフェ)」を紹介しました。
牛込濠の景色を眺めながら屋外でランチを食べるのは爽快な気分です。都会の貴重な緑と水面を生活に取り入れてみませんか。
「屋外でのランチ」の記事です。