インフルエンザの注射を受けました。病院で体温を計ったらは37.0度、37.4度以下なら注射は打てるそうです。
ついでに「どんな場合はインフルエンザワクチンを打てないのか」看護師さんに教えてもらいました。
接種できない方
体調不良
基本的なことですが体調が悪いと感じたらワクチンの注射を受けるのは中止してください。
アレルギー歴のある方
インフルエンザの予防接種でアレルギーや重大な副反応があった方は受けられません。
37.5度以上の発熱
発熱しているとワクチンは受けられません。病院へ行く前に体温を測っておきましょう。37.5度以上なら予防接種はキャンセルです。
最近受けた予防接種
生ワクチンは27日以上、不活化ワクチンやトキソイドは6日以上間隔をあけます。
免疫不全などの重い病気
免疫不全や心臓、内臓の病気で治療を受けている方は担当医に相談してください。ワクチンの注射を受けられるか確認しておいたほうが良いです。
接種できる方
授乳中
授乳中でも予防接種は受けられます。インフルエンザワクチンは不活化ワクチンで病原性がありません。母乳を飲んでいる赤ちゃんにも安全です。
妊婦
妊娠中でも予防接種を受けられます。インフルエンザワクチンは胎児にも安全です。
お母さんの免疫が伝わるので赤ちゃんはインフルエンザの免疫をもって生まれてきます。妊娠中のインフルエンザワクチン接種は母子ともに有用です。
ただし妊娠初期は自然流産が起こりやすいので、私が予防接種を受けたクリニックは妊娠14週までは接種しないそうです。
卵アレルギー
インフルエンザワクチンを接種してもほとんど問題はありません。
インフルエンザワクチンの製造には卵が使われますが、ワクチン自体に卵の成分は残っていません。
孵化している卵にインフルエンザの株を接種して増殖したインフルエンザを精製、濃縮し、副反応の原因となる成分や病原性をなくしてインフルエンザワクチンはできます。
精製技術の発達により卵由来のアレルギー成分はワクチンに残りません。このため近年は卵アレルギーの方がインフルエンザワクチンを接種してもほとんど問題にならなくなりました。
ただし卵を食べてショックを起こした人や蕁麻疹、発疹が出た方は、注射を避けるかアレルギーの治療を受けた病院に相談してください。
インフルエンザにかからないために
最後にインフルエンザの予防法を教えてもらいました。
流行前にワクチンを接種
インフルエンザワクチンは発症の予防と重症化の防止に有効です。
ワクチンの効果は接種後2週頃からあらわれます。インフルエンザは例年12月下旬からはやるので11月下旬から12月上旬までに注射を受けてください。
外出後の手洗い
手洗いは体についたザウイルスを除去するのに有効です。
アルコール製剤による手指衛生も効果的です。
湿度の保持
空気が乾燥するとインフルエンザにかかりやすくなります。室内の湿度は加湿器などで50~60%に保ってください。
休養と栄養摂取
しっかり休んで体の抵抗力を高めておきましょう。
人混みを避ける
インフルエンザが流行してきたら人混みや繁華街への外出を控えましょう。外出するときはマスクを着用してください。