「自由な時間が増えた」がフリーターになって1年目の実感です。
勤務時間はサラリーマン時代と変わっていません。時間の使い方をすべて自分で決めるので「自由な時間が増えた」と感じるのだと思います。
一方自分ですることは増えました。最も手強いのは税金の手続き
今回はフリーターの確定申告書類の作成方法を説明します。
初めての確定申告
初めて確定申告を終えた感想は次の3つです
- 税務署は怖くない
- 確定申告は難しくない
- 書類の準備が重要
確定申告
確定申告の基本
年間の収入から経費と所得控除を差し引いた金額が所得税の対象になります。この金額に応じて所得税が決まります。
確定申告書類の作成
確定申告の書類はインターネットで作成できます。国税庁のホームページにある「確定申告書等作成コーナ」を利用すれば、数字を入力するだけ
知識がない初心者でも2時間たらずで終了しました。
国税庁ホームページにアクセス
国税庁のホームページから「所得税(確定申告書等作成コーナ)」にアクセス
税務署への提出方法を決める
「作成開始」を選択して税務署への提出方法を決めます。インターネット(e-TAX)でも申告できます。
「印刷して書面提出する」を選びました。
確定申告期間中の税務署では税理士による無料相談が行われています。今回は初めての確定申告で不安なので、提出前に専門家に書類をチェックしてもらえる書面提出を選びました。
次の「申告書等印刷を行う前の確認」では、OSやブラウザ、PDF閲覧ソフトを確認し、利用規約に同意します。
申告書の作成準備
「平成30年分の申告書等の作成」では「所得税」を選択
「入力方法選択」では「給与・年金の方」を選択します。
退職金をもらいましたが税金の支払は済んでいるので手続きはしません( 「退職金と税」国税庁 )
次の「申告書の作成を始める前に」で用意するものと注意事項を確認して「提出方法の選択等」へ進みます。
この画面で「生年月日」を入力
年金は受け取っていないので「給与のみ」をチェック
3か所から給与をもらっているので、「給与の支払者(勤務先)は2か所以上である」をチェック
これで確定申告書類の作成準備は終了、次は金額を入力します。
収入・所得金額を入力
準備した源泉徴収票から「支払金額」と「源泉徴収税額」を書き写します。サラリーマン時代と異なり源泉徴収票には「支払金額」と「源泉徴収税額」しか記載されていません。
「社会保険料等の金額」と「生命保険料の控除額」はパス、あとで「所得控除の入力」ページで入力すればソフトが自動計算してくれます。
「入力欄に入力がありません」と注意がでまたら「OK」を選択
1件目の入力が終わると「もう1件入力する」か尋ねてきます。契約先3件分を入力しました。
「収入・所得金額」の入力が終了すると「所得控除の入力」へ進みます。
所得控除を入力
私が条件をみたす所得控除は次の5件
- 医療費控除
- 社会保険料控除
- 生命保険料控除
- 寄附金控除
- 配偶者控除
「所得控除の入力」の画面へ進みます。
関係する控除を選択して準備した書類に書かれた金額を入力、「所得控除の入力」を終了したら「税控除等の入力」へ
数字を確認して次に進むと「還付金額」が表示されます。
続いて「住民税等に関する事項の入力」「住所・氏名等の入力」「マイナンバーの入力」に進んで入力します。
「印刷に当たっての留意事項」「印刷する帳票の選択」を確認して「帳票表示・印刷」をクリック、確定申告書がAdobe Readerで表示されたら印刷して完成です。
確定申告に必要な書類
確定申告書類の作成で肝心なのは書類の準備、金額を証明する書類がないと数値を入力できません。
私が準備した書類を紹介します。
給与と退職金の証明
給与
契約先3社の「給与所得の源泉徴収票」
退職金
会社から届いた「退職所得の源泉徴収票」
保険会社からは「確定給付企業年金 お支払い通知書」
退職時に「退職所得の受給に関する申告書」を提出したので申告の必要はありませんでした(「退職所得の受給に関する申告(退職所得申告)」国税庁)
所得控除の証明
医療費控除
医療費の領収書と保険組合から届いた「医療費のお知らせ」
社会保険料控除
国民年金
国民年金保険料控除証明書
国民年金基金
社会保険料控除証明書
個人型確定拠出年金
小規模企業共済等掛金振込証明書、確定拠出年金(個人型年金)
健康保険(任意継続)
納付書及び領収書
寄付控除
ふるさと納税
寄附金受領証明書
生命保険
生命保険料控除証明書
確定申告は書類の準備が重要です。確定申告期間は2019年2月18日から3月15日、必要な書類を早くから集めておくことをオススメします。