57歳で会社を辞めて退職の手続きや転職後の話をしています。前回は退職金の運用について話をしました。
退職金の運用、NISAとiDeCoの利用がお得です!今回は手数料と非課税枠を重視した退職金の運用を説明します。
投資の基本方針
ポイントは4つで、山崎元さんと髙橋洋一さんの本を参考にしました。
『全面改訂 超簡単 お金の運用術』(山崎元、朝日新書)
『「年金問題」は嘘ばかり ダマされて損をしないための必須知識』(髙橋洋一、講談社現代新書)
- 手数料にこだわる
- 非課税枠を利用する
- 分散する
- 銀行や証券会社とは、顔を見ないでつき合う
退職金をリスク資産と無リスク資産に分けます。値下がりの心配をしたくないお金が無リスク資産、残りがリスク資産です。
無リスク資産は個人向け国債で運用
退職金の半額で変動金利10年型個人向け国債(第95回)を購入しました。個人向け国債には満期が3年、5年、10年の3種類があります。利回りは0.06%と低くても満期10年には次の長所があります。
変動金利10年型個人国債の長所
● 銀行預金より安全
● 長期金利の上昇に連動
● 利払い2回分のペナルティで元本を償還
リスク資産は内外株式で運用
「超簡単お金の運用法」でのおすすめは国内株50%、外国株50%、日本株と外国株のリスクと期待リターンをほぼ同じと想定してリスク資産の最適化を行うと両者半々になるそうです。
この話を完全に理解できていませんが、世界の株式市場における日本株の比率は10%程度なので外国株式も必要であると判断して購入を決めました。
株式の投資方法には個別株と投資信託(ファンド)があります。個別株は選ぶのが難しく、分散投資ができないので投資信託を選びました。
投資信託の運用はアクティブとインデックスに分かれます。アクティブ運用はファンドマネージャーが銘柄や売買時期を判断して運用し、インデックス運用はTOPIX(東証株価指数)や日経平均のような「株価指数」と同じ収益率を目指します。
手数料の高いアクティブ運用が、インデックス運用より儲かるわけではありません。
インデックス運用の長所
- 安い手数料
- 平均的な運用成績
インデックスファンド間に大きな差はないので、手数料を基準にして次のファンドを選びました。
● 日本株式はTOPIX連動型のMAXISトピックス上場投信
● 外国株式はニッセイ 外国株式インデックスファンド
証券会社で口座を開設
銀行や証券会社との付き合い方
● 銀行員を信じるような人になってはいけない。
● 近年の銀行は、対面営業の証券会社と変わらないくらい強引な販売を躊躇しない。
● 決して銀行と縁を切れと言いたいわけではない。しかし、銀行員のお世話になってはいけないと強く申し上げたい。顧客の資金移動のデータを与信判断に使うのはいいとしても、マーケティングに使っていいのだろうかという疑問は今も消えない。
『信じていいのか銀行員 マネー運用本当の常識』( 山崎元、講談社現代新書) から抜粋
口座はネット証券に開設、選んだ理由は次の2つです。
- 手数料が安い
- セールスマンと直接相対しない
対面型の証券会社と比べてネット証券は手数料が安くすみます。また証券会社のセールスは手強そうなので証券マンと接することがないネット証券を選びました
次にネット証券の大手3社を比較しました。
- SBI証券
- 楽天証券
- マネックス証券
購入を予定していたETFと投資信託の取扱は各社に差はありませんでした。
私はマネックス証券を選択、決め手は松本大CEO
「松本大のつぶやき」というブログがあります。投資や相場、日常生活に関する松本大CEOのつぶやきです。
私には難しい内容の記事もありますが、このブログを読んでマネックス証券に信頼感をもちました。
アド街ック天国のアシスタントを務めていた大江麻理子さんが奥様であることもポイントでした。
入金手数料0円
マネックス証券のホームページからペーパーレスで口座を開設できます。年金や健康保険の手続と比べると拍子抜けするほど簡単でした。
パスワードは1Passwordというパスワード管理アプリで作りました。複雑なパスワードも自動で作ってくれます。月額2.99ドルを課金されますがセキュリティを考えると必要なアプリです。使っていない方は無料版を試してみてください。
マネックス証券から開設通知書が届き、口座を使い始めました。最も感心したのは私のメインバンクからマネックス証券へ手数料0円で即時入金できたことです。
手続きは簡単、ログインして商品・サービスから即時入金サービスを選ぶと銀行から即時入金されます。早速、退職金をマネックス証券へ移しました。
投資を実行
国債とファンドを購入
2018年2月5日に国債と内外株式のインデックスファンドを購入しました。内外ともに株価が高騰していたので高値づかみにならないかと心配でしたが「自分の買値にこだわるな」という山崎さんの言葉を思い出して運用方針を貫徹しました。
iDeCoとNISAの口座を開設
非課税枠を最大限利用するため、マネックス証券にiDeCoとNISAの口座を開設しました。
iDeCoは国民年金基金と併用できますが、掛金は両制度をあわせて1年に81万6,000円の上限があります。国民年金基金に加入していたのでiDeCoは株式の運用に使えませんでした。
NISA枠は限度額まで使用し、残りのお金を特定口座で運用しました。
ほっぽらかしで運用
● 変動金利10年型個人向け国債 500,000円
● MAXISトピックス上場投信 250,000円(基準価格1,778円)
● ニッセイ 外国株式インデックスファンド 250,000円(基準価格15,418円)
2018年2月16日に購入
株式の値動きと関係なくほっぽらかしで運用する予定です。
まとめ
ネット証券に口座を開き、個人向け国債とインデックスファンドで退職金の運用を始めました。
● 手数料にこだわる
● 非課税枠を利用する
● 銀行や証券会社とは、顔を見ないでつき合う
購入した投資商品は3つ
● 変動金利10年型個人向け国債
● MAXISトピックス上場投信
● ニッセイ 外国株式インデックスファンド
57歳になっても知らないことが沢山あります。次回は初心者の私がブログを始めるまでの体験を述べます。
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