57歳で会社を辞めてフリーターをしている Un lapinです。
退職の手続きや転職後の話をしています。転職を考えている方は参考にしてください。
前回の記事では健康保険の説明をしました。
退職後の報酬月額が28万円以上なら、健康保険は任意継続がお得です。会社を辞めると手続きは全て自分でしなければなりません。何でも自分でする、これがフリーターの基本です。今回は退職金の話をします。
退職金が生命保険から振り込まれた
退職した翌月に、生命保険会社から大金が振り込まれました。
退職金!です。
会社と大手生命保険会社から半々の割合で退職金が支払われました。明細書には、確定給付企業年金、脱退一時金と書かれていました。
税金の話
退職金は金額が大きいので、給料と単純に合計すると税金が多額になってしまいます。このため税金に優遇処置があります。
退職所得は他の所得と分けて税金を計算します。
退職所得 =(退職金-退職所得控除額)× 1/2
退職所得の控除額
勤続20年までは1年につき40万円、20年を超えると1年70万円に増えます。
勤続20年以下の人
40万円 × 勤続年数
勤続20年超の人
800万円(40万円 × 20年)+ 70万円 ×(勤続年数-20年)
退職所得の受給に関する申告書
退職金を受け取る時に「退職所得の受給に関する申告書」を提出していれば、会社が手続きをしてくれます。
提出していない場合は自分で手続が必要です。退職金に対して所得税と復興特別所得税が徴収されますが、払い過ぎた税金は確定申告で取り戻せます。
退職金を何に使うか?
皆さんは退職金の使い方を決めていますか。わが家は家内と話し合い、全額を投資運用することにしました。
サラリーマン時代の投資経験はゼロでしたが、インターネットで経済評論家山崎元さんの本を知りました。どれも投資の説明が簡潔で、私には素直に理解できました。
- 『信じていいのか銀行員 マネー運用本当の常識』(山崎元、講談社現代新書)
- 『全面改訂 超簡単 お金の運用術』(山崎元、朝日新書)
- 『一生、同じ会社で働きますか』(山崎元、文響社)
山崎元さんは楽大学卒業後に12回も転職をしています。このことも転職を決めた私の気持ちが明るくしてくれました。
年金の髙橋洋一さんと投資の山崎元さんのお二人は、転職を考えているサラリーマンの気持ちをポジティブにしてくれます。
退職金の運用方針
退職金の運用方針を決めました。
- 安い手数料
- 非課税枠の利用
- 個人向け国債
- インデックス・ファンド
山崎元さんと髙橋洋一さんの考えを参考にして、手数料と非課税枠を重視した運用方針を決めました。
税金が安くなる恩典
少額投資非課税制度(NISA)と個人型確定拠出年金(iDeCo)を山崎元さんと髙橋洋一さんの本で知りました。
NISAは2014年に始まった個人投資家向けの税制優遇制度。毎年120万円の非課税投資枠の中で、5年間は購入した株式や投資信託から受け取った配当金や売却して得られた利益に税金がかかりません。
iDeCoは国民年金基金と同じく公的年金の2階建て部分に相当します。国民年金基金は給付される金額が決まっていますが、iDeCoは運用成績によって給付額が変わります。
iDeCoも運用益は非課税です。さらにiDeCoには税制の恩典があり、掛金全額が所得から控除されます。確実に税金が安くなる仕組みを使わないのはもったいないので、私はiDeCoとNISAを限度額まで使うことにしました。
退職金運用のポイント
退職金は会社と大手生命保険会社から半々の割合で支払われました。
退職金は投資で運用することにしました
運用のポイントは次の3つ
- 安い手数料
- 非課税枠の利用
- iDeCoとNISAで運用
投資の勉強を通して自分の世界が広がりました。次回は退職金の運用方法を具体的に説明します。
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