57歳で会社を退職してフリーターになりました。退職の手続きや、転職後の話をしています。会社を円満に辞めたい方はぜひ参考にしてください。
今回は退職するまでの家族と会社との付き合い方をお伝えします。
目次
退職の作法
ポイントは4つです。
- 家族の理解
- 転職先の確保
- 円満な退職
- 年金と健康保険の勉強
家族の理解
結婚している方は、奥様と話し合ってから退職の手続を始めましょう。転職を成功させるためには、家族の理解と協力が必要です。
私が転職を考え始めたのは55歳、仕事への考えや転職するための条件などを2年かけて家内と話し合いました。
新しい会社は以前から仕事の付き合いがあり、家内もよく知っているところでした。家内も転職に賛成で年金事務所の所在地を調べたり、必要書類を区役所で確認したり積極的に転職の手伝いをしてくれました。
転職先の確保
会社に退職を告げる前に転職先を確保してください。次の仕事が決まっていれば精神面だけでなく会社との交渉など実務面でも有利です。
私は退職を申し出た時点で2つの事業者と関わることが決まっていました。余裕を持って上司と交渉した結果、前の会社の仕事も一部委託されることになりました。
円満な退職
中高年者は会社を円満に退職しなければなりません。新しいスキルは身につかないので、経験と人脈を生かすのが第一、そのためには前の会社との良好な関係が必要です。
私が務めていた会社の就業規則では、退職届の提出期限は退職1カ月前でした。しかし仕事を円滑に引き継ぐため、私は直属の上司に退職3カ月前の時点で意思を伝えました。
人事課に退職を伝えた後の手続きは事務的に進みます。私には人生の一大事ですが人事課職員にとってはいつもの仕事、あっさりした対応のおかげで会社への未練はなくなりました。
退社届と退社願
退職届と退職願の違いをご存じでしょうか。
退社届は会社へ提出した時点で退社が決定します。一方、退社願は会社へ退社を申し出る書類なので、会社が了承するまで退社にはなりません。了承前なら撤回も可能です。
人事課に退職の連絡した翌日に退社願が机の上に置かれていました。必要事項を書いて提出すると、その日のうちに「退社手続きの説明」という書類を手渡されます。
年金と健康保険、退職金の説明をした書類でした。年金と健康保険について急いで勉強を始めました。サラリーマン時代は全て会社任せだったと実感しました。
家族の理解が一番大切
退職に大切な4つのポイント
● 家族の理解
● 転職先の確保
● 円満な退職
● 年金と健康保険の勉強
いちばん大切なのは家族の理解です。4つのポイントを守り円満な退職と転職を成功させてください。
次回はフリーターが加入する年金について紹介します。
保険料の未納は損!フリーターが知っておくべき年金の話